外免切替での運転知識確認問題の見直し(令和7年10月1日~)
外国人の運転する車が痛ましい交通事故を起こす映像がニュースでよく流れ、「外免切替」という言葉がよく聞かれました。
外免切替で、外国免許を日本の免許に切り替える際に行う、「運転に支障がないことの確認」のための、自動車等の運転について必要な知識の確認問題の内容がかなり簡単すぎるというのが話題になっていました。
今回はその制度について、「通達」の面から調べてみました。
令和5年11月20日付けの警察庁交通局長の通達、警察庁丙運発第18号(meokyo20231120_18.pdf)の第1章、第1、2(1)のところ(PDFの13ページ目~)に、
・外国語による質問文を付した自動車等の運転について必要な知識に関する絵図面等による10問
・10問中7問以上の正解(7割でOK)
(・制限時間については特に指示なし)
で自動車等の運転について必要な知識の確認を済ませるようになっていました。
これが、今年の令和7年10月1日から運用が変わっています。(難化しました。)
令和7年9月11日付けの警察庁交通局長の通達、警察庁丙運発第49号(menkyo20250911_49.pdf)の第1章、第1、2(1)のところ(PDFの16ページ目~)に、
・制限時間30分間以内
・文書形式の質問
・50問中45問以上の正解(9割でOK)
で自動車等の運転について必要な知識の確認をするようになりました。
以前は絵図面を見て外国語の質問に答えればよかったですが、今度からは文書形式での質問になっていますので、まさか「とまれ」が読めなくて確認をパスできることはないのかなと思います。
日本人は免許取得や更新の際に、交通事故の痛ましいビデオを見て、事故の重大さを認識しながら免許をいただいています。
海外旅行で気分が大きくなっているかもですが、外国人にも日本でハンドルを握る以上は、交通ルールを厳守されたうえで、責任感を持ってドライブを楽しんでほしいと切に願っています。
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